前身の「だるま屋」が開店したのは1928年(昭和3年)で、創業者の坪川信一氏の表情がだるまに似ていたことから屋号が決まったという。福井城百間堀のお堀端にあった県庁跡にデパートができた国内唯一の事例。昭和18年の類焼、昭和20年の空襲、昭和23年の地震と、3度店舗が全焼するという苦難を乗り越え、昭和55年には西武と提携、創業の地で現在も営業中。
新館を閉鎖して効率化を目指すも、本体を買収した投資ファンドの売却先によっては将来が不透明なのが気がかり。屋上にあった白光神社は参拝できなくなっていました。できれば店舗前に「だるま屋前」電停を新設して、屋号も「だるま屋」に戻して、福井県唯一の百貨店としてこれからも生き残ってほしいものです。2024年4月訪問。
2024年4月撮影 |
閉鎖した新館とのデッキが撤去され青空復活 |
目の前を福井鉄道市内線が通る |
正面玄関 |
![]() |
2024年時点のフロアガイド表紙 |