全国の百貨店(デパート)を直接訪ね歩き、撮影し記録に残します。そして時々旅の情報も紹介します。

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2026-07-19

郡山『うすい百貨店』

うすいは、三井高利が日本橋に越後屋呉服店を開く11年前の1662年(寛文2年・徳川四代将軍家綱の時代)に物産問屋として創業、1938年(昭和13年)百貨店となる。1959年には丸伊デパートを引き継ぎ「第2うすい」として開店。1999113日売場面積31,000㎡の現在の店舗をオープン。2003年には産業再生機構の支援を受けるが2005年に債権処理を完了。2022年に創業360周年を迎え、福島市の中合閉店後は福島県唯一の百貨店となった。20261月期決算は売上116億円(前年比▲2.7%)で2年ぶりの赤字決算。人口減少と中心市街地空洞化が進む郡山で生き残りをかけた施策として、3年がかりの大規模改装を完了させ、郡山市と包括連携協定を結び特産品などの販売支援で地域商社の役割を担い中心商店街の活性化にも共同で取り組んでいる。さらに公共施設やテナント誘致など思い切った売り場構成も検討していくとしている。20266月訪問。所在地:郡山市中町131号。

2026-06-26

須賀川市 『赤トリヰ』跡 (2000年1月10日閉店)

1905年(明治38年)須賀川で洋傘の製造販売店を創業したのが始まり。1967年(昭和42年)須賀川の繁華街・中町に百貨店の「赤トリヰショッピングデパート」を開店。1976123日には地上5階地下1階(売場面積6,845㎡)の大型店に成長した。ピーク時には年間60億円の売上を記録。1996年にはマイカルの傘下に入り「マイカル福島赤トリヰ店」に名称変更。その後郊外店の進出や郡山への大型店出店の影響を受け2000年(平成12年)110日閉店。20043月にスーパーとして再開店するも1年で閉店。1981年に開業した郊外型店舗も2011年閉店した。現在のデパート跡地は東日本大震災後に建替えられ須賀川市民交流センターとなっている。ここには円谷英二の故郷として無料のミュージアムがあり、松明通りにはウルトラマンのモニュメントが13体並んでいる。なお、現在も「マイショップ赤トリヰ」の屋号で須賀川市鍛冶町1-30で衣料品専門の小型店が営業中。20266月訪問。所在地:福島県須賀川市中町4-1

2025-07-25

番外編『長崎屋会津若松店』跡 (2002年2月11日閉店)

会津若松市栄町2-14番地に1971年(昭和46年)422日開店。神明通りを挟んで向かいにはニチイダイゼンデパートがあった。百貨店様式を取り入れた6,000㎡を超える売場面積の神明通りの中心的大型店として、最盛期には42億円の売上だった。しかし郊外商業施設との競争に敗れ売上が減少、長崎屋本体の会社更生法申請にともない2002年(平成14年)211日閉店。土地建物は地元の食品スーパーリオンドールが買収、複合型施設として現存している。20256月訪問。

2025-07-23

『中合会津店』跡 (2010年2月28日閉店)

1963年(昭和38年)74日、地元財界の共同出資で、大善デパートに次ぐ2番目の百貨店として開店した若松デパート。開店に当たっては松坂屋上野店の支援を受けたと記録あり。しかし営業不振が続き1968年には福島市の中合と提携して「会津中合」となり、1971年からは、会津地方唯一の百貨店として中心商店街「神明通り」の顔になり親しまれてきた。1993年には合併して「中合会津店」となった。売場面積6,964㎡、20072月期売上高28.7億円(2007年度百貨店調査年鑑)。売上減少するなか黒字店だったが建物の老朽化により2010年(平成22年)228日閉店。跡地は駐車場となった。所在地:会津若松市大町1-10-35。地域ニーズに応えて20131025日に開店した『サテライトショップ会津』もコロナ禍の影響による売り上げ不振で2020731日に営業終了した。20256月訪問。 

2025-07-20

会津若松 『大善デパート』跡 (1971年6月業態転換)

1941年(昭和16年)1月大善呉服店から独立創業した洋裁店が1947年(昭和22年)神明通りに出店したのが始まり。仙台の丸光や新潟の小林百貨店が会津若松進出を目指していたが地元の反対運動で断念すると、大善が店舗を新築して1961年(昭和36年)10月、会津初の百貨店として大善デパートが開店。1963年には百貨店法に基づく百貨店となった。しかし、2年後に開店した若松デパートや神明通りを挟んで目の前に百貨店様式で開店した長崎屋との競争で資金繰りが悪化、1971年(昭和46年)619日福島の山田百貨店が設立させた福島ニチイ(後の東北ニチイ)傘下の「ニチイダイゼン」となる。1982年(昭和57年)71日「ニチイ会津若松店」(売場面積6,000㎡)として駅前に移転開業。1993年(平成5年)313日「会津サティ」として業態転換。会津地方屈指の大型店として賑わったが、郊外店との競争激化や建物老朽化により2009630日閉店。建物は解体され跡地は駐車場となっている。神明通り店舗所在地:会津若松市中町1-5020256月訪問。

2024-12-19

『三越いわき店』 いわき市の小型店

福島県いわき市は東北で仙台市に次ぐ第二の人口を持つ都市でありながら百貨店がなく、小規模店ながらいわき駅前再開発ビル「ラトブ」にある三越いわき店の存在は貴重。合併都市のため中心市街地の整備が遅れ、40年越しでやっと2007年(平成19年)1025日オープンにこぎつけた再開発ビルのキーテナントが三越。ビル内には中央図書館や市民サービスセンターもあり、JRいわき駅やバスターミナルとデッキでつながったことで非常に便利になり賑わっている。

いわき市 『大黒屋』跡 (2001年5月閉店)

創業は1901年(明治34年)101日、馬目勝次郎氏が平3丁目で開業した小間物店。利他の精神で地域とともに歩む大黒屋と言われ戦後に急成長し、1970年(昭和45年)222日「大黒屋総合ショッピングデパート」として開店。売場面積12,303㎡。1994年度売上高192.4億円を記録、いわきを代表する百貨店となった。しかしその後、中心市街地の空洞化と競争の激化で大幅に売上を減らし、ちょうど創業100年目となる2001521日自己破産を申請して倒産した。

2024-12-10

郡山『津野デパート』跡 (1980年業態変更)

1856年(安政年間)呉服店として創業、地元の大地主・津野一族が1967年(昭和42年)大町一丁目(駅前通りと旧国道4号線が交差する場所)に津野ビルを建設して百貨店となった。うすい、丸光とともに郡山三大デパートとして特に婦人服や学生服に強く、トンボ学生服や富士ヨット学生服の取扱店だった。その後の競争激化で1980年からは家具専門店に業態変更して営業していたが1986年(昭和61年)3月閉店。

2024-12-09

『丸光郡山店』跡 (1980年1月閉店)

1967年(昭和42年)1214日、駅前2丁目に市内初の都市型百貨店として開店。1975年頃から大手資本の大型店が進出して競争が激化、1980年(昭和55年)115日閉店撤退した。閉店後は朝日生命ビルとなったが解体され、現在はコインパーキングとなっている。駅前通りを挟んで向かい合っていた丸井郡山店跡も現在はホテルとなっている。202411月訪問。

2024-12-08

『郡山西武店』跡 (2000年10月閉店)

当初西友ストアー郡山店として1975年(昭和50年)9月開店。1976116日に郡山西武店として百貨店に業態変更した。売場面積12,859㎡。ピーク時は170億円を超える売上を記録していた。その後の郊外大型店の進出や1999年のうすい新店舗開業の影響を受け大幅に売上を減らし2000年(平成12年)1015日閉店。

2024-07-19

福島市『ツタヤ百貨店』跡 (1974年5月業態転換)

ルーツは1882年(明治6年)101日に郡山で創業の呉服店。1958年(昭和33年)123日福島に進出してツタヤ百貨店を開業。売場面積5,750㎡と他店に比べて小さいことから1974年(昭和49年)524日テナントビルに業態転換して「コルニエツタヤ」に名称変更。2002年(平成14年)1119日閉店倒産。現在跡地には、20214月から福島県立医科大学が建っています。20246月訪問。

『さくら野百貨店福島店(福島ビブレ)』跡 (2005年3月21日閉店)

ルーツは1930年(昭和5年)創業の山田呉服店。1948年(昭和23年)山田百貨店を開業。1973年からニチイ傘下となり駅前の平和ビルへ進出。その後、ダックシティ山田ビブレ→福島ビブレと屋号が変遷し1998年(平成10年)3月曾根田ショッピングセンターの新店舗に移転。2002年からはさくら野百貨店福島店となり、2005年(平成17年)321日閉店。跡地は現在MAX福島大型ショッピングセンターとなり、3階には福島県唯一となった百貨店うすいの出張所があります。20246月訪問。

2024-05-24

福島市『中合』(2020年8月31日閉店)

福島市で唯一の百貨店として生き残っていた中合。ルーツは三方よしの近江商人が1874年(明治7年)に創業した中村呉服店。1938年(昭和13年)に百貨店化。1973年には駅前移転して新築開店。しかし業績不調になり1978年にダイエーグループ傘下となるも、グループ店を次々と整理して最後に残った福島店も2020年8月31日閉店。福島市は百貨店の無い県庁所在地都市となった。所在地:福島市栄町11-15。

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