地下鉄の丸太町駅を北へ上がると、イギリス風の洋館があります。駅の出入口もその塀のデザインと合わせています。この洋館は大丸店主の下村家が居宅として昭和7年にヴォーリズ建築事務所の設計、清水組の施工によって建てられました。
当時、日本化して行く洋館の中で、イギリスのチューダー様式でまとめられていることから中道軒(ちゅうどうけん)と名づけられました。急勾配の瓦屋根に煉瓦積の煙突を付け、鉄筋コンクリート造でありながら妻面には太い柱型を見せたハーフティンバー(半木造)によって変化に富んだ外観となっています。室内にはヴォーリズの計画になるアメリカのキッチンジャー社の家具が残されており、ともに京都市登録有形文化財になっています。(京都市上京区史蹟百選より)
訪問した2014年5月は工事中で内部の見学は休止中でした。
2014年5月撮影 |
2014年5月撮影 |
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