1964年9月18日、麻屋百貨店の閉店と入れ替わるように、県都に群馬県初の本格的百貨店として開店したのが前三百貨店。開業の経緯には、前橋市や地元商工会議所が中心となって出資を仰いだと記されている。売場面積8,000㎡規模で、百貨店経営の経験者がいないことから三越に支援を要請して人材とノウハウの提供を受けた。しかし競争の激化やオイルショックの影響を受けて、1985年(昭和60年)12月30日閉店した。4年後に建物は取り壊され、多目的施設「前橋テルサ」が建てられたが、2024年時点で全ての業務を終了して休館中。隣接の立体駐車場とともに再開発される可能性が高いと思われます。2024年7月訪問。
2024年7月撮影 前橋テルサ |