1895年(明治28年)10月創業の油屋呉服店。1929年(昭和4年)北関東で最初の百貨店となる。地元では親しみを込めて「上野さん」と呼ばれ、地域一番店の商標山十マークは信頼の証だった。しかし大型店の進出が激しくなると店舗拡張も地域の反対にあって実現せず1977年東武宇都宮百貨店に地域一番店の座を明け渡す。1985年頃から宇都宮駅西口再開発ビルへの移転を目指すもイトーヨーカドーグループの進出が決まり、新天地での巻き返し構想は実現しなかった。次第に資金繰りが悪化し2000年12月20日営業停止で破産宣告を受ける。現在は新館跡がシティータワー宇都宮、本館跡は表参道スクエアとなっている。2022年9月訪問。
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2022年9月13日撮影 鳥居を挟んで右が本館跡、左が新館跡 |
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本館跡に建つ表参道スクエア |
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新館跡に建つシティタワーマンション |
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上野百貨店の歴史を見てきた二荒山神社 |
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2022年宇都宮市百貨店跡地図 |
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経営破綻以前に経営分離していたため生き残った上野楽器 オリオン通りアーケード街で2015年4月26日撮影 |
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1972年版百貨店調査年鑑掲載広告より |