館山は古くは安房国分寺が置かれ、江戸時代初期には名門・里見氏の城下町だった房総の中心都市。その館山駅前にある房州第一ビル(旧サカモトビル)に1968年(昭和43年)10月木更津サカモト(後のサカモトそごう)の支店として開店。1969年3月に認可を受けて百貨店化。1981年8月期売上高18.5億円(1983年版小売業年鑑)。翌年に開店した十字屋館山店でも1,636㎡程度だったので、サカモトは5階建て・売場面積2,562㎡でエスカレーターや屋上遊園地を備えた房州最大のデパートだった。その後の大型店やロードサイド店との競争が激化して2006年(平成18年)9月倒産閉店した。現在跡地のビルはテナントビルとして利用されており地域振興を目指す団体によって更なる活用策が検討されている。2025年3月訪問。
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2025年3月26日撮影 館山駅東口からみた旧サカモト百貨店ビル (千葉県館山市北条1880番地) |
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在りし日のサカモト百貨店 (Facebook館山市地域おこし協力隊情報2019年4月26日よりシェア)
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2025年3月現在もビルは現存 |
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国土地理院の地図に場所を示す(ブルーの場所) |
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サカモト百貨店のロゴ(五井店で) (当時店舗が残っていた五井店で2016年9月18日撮影) |