福岡松屋百貨店のルーツは1911年(明治44年)創業の松屋モスリン店。1929年(昭和4年)福岡松屋百貨店を開業。岩田屋、玉屋とともに福岡を代表する百貨店となった。1937年には大牟田松屋の開業にも資本参加した。しかし福岡空襲の被害を受けて百貨店は廃業に追い込まれ、1947年から事業を再開するも百貨店としての復活ではなかった。1973年(昭和48年)ダイエーと提携しファッションビル「マツヤレディス」を新築開店。最盛期には80億円近い売上を記録したが競争激化による売上減少、関連会社の大牟田松屋百貨店の倒産で財務状況が悪化、不動産売却をして2003年10月8日、破産宣告を受けて歴史ある福岡松屋の社名も消滅した。建物は「天神ビッグバン」による建て替えを断念し改修によりファーストリテイリングが一括借り上げをして2005年10月から、九州最大のユニクロ店舗などの商業施設「ミーナ天神」として営業している。所在地:福岡市中央区天神4-3-8。2025年4月訪問。
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2025年4月撮影 ミーナ天神 |
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2006年4月9日撮影(ウィキペディアCC画像) |
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1936年(昭和11年9「躍進の大福岡」より 福岡三大デパート(上から玉屋、松屋、岩田屋) |