全国の百貨店(デパート)を直接訪ね歩き、撮影し記録に残します。そして時々旅の情報も紹介します。

2025-07-20

会津若松 『ニチイダイゼン』跡 (1993年3月業態転換)

1941年(昭和16年)1月大善呉服店から独立創業した洋裁店が1947年(昭和22年)神明通りに出店したのが始まり。仙台の丸光や新潟の小林百貨店が会津若松進出を目指していたが地元の反対運動で断念すると、大善が店舗を新築して1961年(昭和36年)10月、会津初の百貨店として大善デパートが開店。1963年には百貨店法に基づく百貨店となった。しかし、2年後に開店した若松デパートや神明通りを挟んで目の前に百貨店様式で開店した長崎屋との競争で資金繰りが悪化、1971年(昭和46年)619日福島の山田百貨店が設立させた福島ニチイ(後の東北ニチイ)傘下の「ニチイダイゼン」となる。1982年(昭和57年)71日「ニチイ会津若松店」(売場面積6,000㎡)として駅前に移転開業。1993年(平成5年)313日「会津サティ」として業態転換。会津地方屈指の大型店として賑わったが、郊外店との競争激化や建物老朽化により2009630日閉店。建物は解体され跡地は駐車場となっている。神明通り店舗所在地:会津若松市中町1-5020256月訪問。

2025年6月撮影 神明神社側から見た大善デパート跡地

2025年6月撮影
旧長崎屋側から神明通りを挟んでみた大善デパート跡地

大善デパート時代の写真

2025年6月撮影 駅前移転後先跡地

解体前の会津サティ 2009年3月3日撮影のPD画像


過去30日間で閲覧数の多い投稿