全国の百貨店(デパート)を直接訪ね歩き、撮影し記録に残します。そして時々旅の情報も紹介します。

2025-02-28

『船橋松屋』跡 (1974年12月31日閉店)

1970年(昭和45年)610日開店。19741231日閉店。現在跡地は耐震工事をすませた当時の建物が本町セントラルビルとして活用されている。正面の本町1丁目交差点は千葉県初のスクランブル交差点。売場面積3,805㎡、1971年度売上高約9.9億円(百貨店調査年鑑1972年版)。北側のシャッターに今でも松屋の鶴のマークが残っている。20252月訪問。

2025-02-23

『西武船橋店』跡(2018年2月28日閉店)

開店は1967年(昭和42年)9月22日。当時は西武百貨店が多店舗化に乗り出す最初の大型店として注目された。ピークの1991年には551億円の売上高を記録。その後激戦地のなかで20172月期売上は前年比▲4.7%の169.1億円まで減少し2018228日に閉店。最大時の売場面積42,414㎡。西武百貨店閉店により人口62万人の船橋市に百貨店は東武1店のみとなった。跡地の建物は解体され、51階建て総戸数670戸のタワーマンションと商業・事務所棟に再開発される予定。20252月20日訪問。

2025-02-21

『泉北高島屋』

大阪府堺市にある泉北高速線泉ヶ丘駅前のS.C.「パンジョ」の核店舗として1974年(昭和49年)1115日、売場面積約20,000㎡で開店。ニュータウンにできた郊外百貨店としてスタートした。19972月期売上高267億円。20242月期決算では、売場面積17,500㎡。年間売上高150.8億円。20254月には泉北高速鉄道が南海と合併することにより電車運賃値下げが実現し、新たな街づくりが期待されている。20251月訪問。 

2025-02-20

『北花田阪急』跡 (2017年7月31日閉店)

大阪府堺市の地下鉄御堂筋線・北花田駅近くの新日鉄社宅跡地にできたダイヤモンドシティ・プラザに、21モールでGMSのジャスコ北花田店とともに、阪急百貨店が郊外型S.C.へ進出する戦略的百貨店として2004年(平成16年)1028日開店。売場面積16,000㎡。開業当初の低迷を克服し目標の年商100億円を超え順調に推移するも、その後の競争激化で営業継続を断念し2017年(平成29年)731日閉店。20143月期売上高101.2億円。売上の60%近くが食料品という特徴を持っていた。現在は全館がイオンモールと160の専門店になっている。20251月訪問。

2025-02-17

『大丸梅田店』 

1983年(昭和58年)427日開店。当初は阪急や阪神の顧客を奪うと思われていたが相乗効果で既存両店とも売上を増やした。出店初期の赤字経営から他店にないカテゴリーに的を絞った独自路線をとることで黒字経営を達成した大丸梅田店。特にポップカルチャーは梅田地区では最大の強み。大人でもつい遊びたくなるプラレールやトミカショップ、任天堂オオサカなどがある13階は魅力の一つ。20242月期売上高5501000万円(前年比+13.9%)。売場面積64,000㎡。20251月訪問。

2025-02-14

『近鉄百貨店橿原店』

奈良県橿原市の代表駅「大和八木」駅前に1986年(昭和61年)425日開店。当時は大型の郊外型百貨店として注目を浴びた。売場面積23,223㎡。2021年からは専門店中心の百貨店として路線変更を図った。現在ロードサイド店との激しい競争の中で駅近であることのメリットを生かす戦略を取っている。20242月期決算発表での売上高は新会計基準で438800万円。2025年1月訪問。

2025-02-12

『高島屋大阪店』 

1932年(昭和7年)715日南海電車のターミナルデパートとして開店。売場面積65,943㎡。20242月期売上高1,591.5億円(前年比+20.6%)は日本橋店を抜いて全店トップに返り咲き(JR名古屋タカシマヤを除く)。

2025-02-10

『大丸心斎橋店』

始まりは1717年(享保2年)京都伏見で古着商「大文字屋」の開業。1726年(享保11年)現在の心斎橋に大坂店を出店。1920年(大正9年)4月16日大坂店を本店に定め百貨店化。1933年(昭和8年)にヴォーリズ設計の現心斎橋店舗が完成した。梅田などと違い巨大ターミナルが隣接しない店舗だが、それでも20242月期売上高は957億円(前年比+35.2%)と好調。混雑で不評だったインバウンド対応では南館に誘導することで解消。買い物客数ではなく単価や買い上げ率で優位なのはさすが心斎橋店。高級感あふれる店内は撮影不可なので昔撮影した写真と開店前に玄関外から撮影。売場面積46,490㎡。2025年1月訪問。

2025-02-08

『西武八尾店』跡 (2017年2月28日閉店)

1981年(昭和56年)527日「西武八尾ショッピングセンター」として開店。ピーク時は年間380億円を超える売上があった。2005年オーロラシティ八尾として全面リニューアル。2006年にはアリオ八尾が隣接してオープンし「21モール」体制となるが売上は最盛期の半分以下となり業績悪化が進み2017年(平成29年)228日閉店。売場面積38,169㎡。現在跡地は複合型商業施設「リノアス」となっている。20251月訪問。

2025-02-07

『京阪百貨店すみのどう店』

大阪府大東市のJR学研都市線住道駅近くにあるショッピングセンター「ポップタウン住道オペラパーク」の核テナントとして2010年(平成22年)105日開店。東館の1階から3階を占める売場面積9,853㎡(SC全体の売場面積は38,000㎡)。京阪百貨店としては唯一の沿線外店舗。オーナー会社こだわりのコンセプト「スペインの修道院」を模した建物で百貨店棟の1階部分には回廊や専門店街へ通じる赤門を見ることができる。20251月訪問。 

2025-02-06

『近鉄百貨店東大阪店』

近鉄布施駅の高架下に1978年(昭和53年)105日開店。百貨店の高架下出店としての先駆け的存在。総売場面積7,873㎡だが直営部分は専門店街フッセとスーパー近商ストアに挟まれる形で食料品やギフトの取り扱いのみで専門店の誘致を積極的に行っている。20242月期決算発表での売上高は新会計基準で9700万円。2025年1月訪問。

2025-02-03

『プランタンなんば』跡 (2000年3月21日業態転換)

1972年に火災を起こした千日デパート解体後の跡地に建設されたエスカールビルに1984年(昭和59年)114日、ダイエーの百貨店ブランド3号店として「プランタンなんば」が開店。売場面積15,921㎡。19892月期売上高117.5億円(百貨店調査年鑑1997年版)。2000321日プランタンの名称使用ライセンス契約が終了してからカテプリに業態転換。その後売上高が半減し2000年(平成12年)1231日閉店。2001年5月からは商業施設名「エスカールなんば」、核店舗「ビックカメラなんば店(関西進出1号店)」となっている。2025年訪問。

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