山城屋は1896年(明治29年)大阪で食品販売代理店として創業。国産初のソース、イカリソースを開発した会社で、その門司支店が、1934年(昭和9年)12月、経営難だった平井屋百貨店を買収して山城屋百貨店として開店。当時、国際貿易港として繁栄する門司にあって北九州の老舗百貨店として賑わっていた。やがて賑わいの中心が小倉に移るとともに業績が悪化、1994年に和議申請で再建を図るも2001年(平成13年)3月31日閉店。1989年百貨店調査年鑑によれば売場面積6,525㎡。1988年12月期売上高30億円。現在跡地には高層マンション「サンリヤン門司港」が建っている。所在地:北九州市門司区本町11番地。2025年4月訪問。
2025年4月撮影 山城屋跡に建つマンション 2001年5月19日撮影の山城屋 ウィキペディアCC画像 徒歩3分で門司港駅に着く距離