百貨店訪ね歩きブログ

全国の百貨店(デパート)を直接訪ね歩き、撮影し記録に残します。そして時々旅の情報も紹介します。

2025-08-08

『十字屋藤沢店(湘南藤沢OPA)』跡 (1986年2月閉店)

十字屋が百貨店として移転拡張する形で1973年(昭和48年)928日開店。売場面積10,494㎡。197712月期売上高70億円(百貨店調査年鑑より)。1986年(昭和61年)211日閉店。複合商業ビルCOSTAに業態転換したのち、19963月から藤沢OPAとなった。2019年からは「湘南藤沢OPA」と改名して現在に至っている。所在地:藤沢市南藤沢22-320257月訪問。

2025-08-07

『藤沢西武店』跡 (1997年1月閉店)

西武百貨店と資本提携していた地方百貨店「志澤」を買収して、西友の百貨店業態「藤沢西武店」として1978年(昭和53年)915日開店。売場面積10,394㎡。最盛期には122億円を超える売上を誇ったがバブル崩壊の影響を受けて減少。西友が経営する百貨店業態を『LIVIN』に改称・業態転換する前の1997年(平成9年)131日閉店。ビルは解体・再開発されてマンション併設の複合店舗になっている。所在地:藤沢市南藤沢3-120257月訪問。

2025-08-06

『松本パルコ(旧はやしや百貨店)』跡 (2025年2月閉店)

ルーツは林屋呉服店として1917年創業。1956年(昭和31年)に長野県第1号の百貨店として開業。1963年に現在の店舗を新築。しかしその時の投資が経営悪化を招き、1974年(昭和49年)出資を受け入れて信州ジャスコに業態転換。ジャスコが郊外へ移転したあと、1984823日からは松本パルコとして営業。かつては【六九の井上、伊勢町のはやしや】と言われた松本の二大百貨店のひとつだった。ちなみにパルコを手掛けた増田通二は父親が松本出身の日本画家で堤家はそのパトロンだった。しかし松本パルコは2025228日閉店。跡地の再開発について報道では、開発業者が現在のビルを活用した劇場型ショッピングセンター開設を目指しているが先行き不透明な状態とのこと。所在地:松本市中央1-10-3020257月訪問。

2025-08-04

『ながの東急百貨店』  長野市唯一の百貨店

始まりは1958年(昭和33年)1110日、新田町交差点に創業した「ながの丸善」デパート。現在跡地にはみずほ銀行長野支店が建っている。道路向かいにあった「ながの丸光」(のちの長野そごう)との激しい競争に負け、東急の支援を受けて1966年(昭和41年)1126日に現在地の長野駅前に移転、1970年(昭和45年)には社名をながの東急百貨店に変更。そして1973年には地域一番店に成長。長野そごうの閉店で長野市唯一の百貨店として生き残るも、郊外SCとの競争など試練が続き、2025331には100%子会社の「ながの東急ライフ」(売場面積5,488㎡)を閉店させた。決算発表による20251月期売上高125.7億円。売場面積19,379㎡。所在地:長野市南千歳1-1-120257月訪問。

2025-08-03

松本市『井上本店』跡 (2025年3月31日閉店)

信州・松本を地盤とする老舗百貨店。1885年(明治18年)井上与作氏が呉服店として創業。1956年(昭和31年)県内初のエスカレーターを設置した百貨店を開業。1979年(昭和54年)419日、六九商店街の店舗から駅前に新築移転。新館との2館体制になる。1997年版百貨店調査年鑑によれば、売場面積11,483㎡、19948月期売上高202.2億円。2000年(平成12年)1026日には東筑摩郡山形村に郊外型SC「アイシティ21」をオープン。中心市街地の空洞化が進み売上が低下して2010年には新館閉鎖。売場面積8,000㎡。20248月期売上高64億円(アイシティ21と合算)。経営資源をアイシティ21に集中させるため、2025331日閉店した。所在地:松本市深志2-3-120257月訪問。

『井上松本ショップ』

閉店した旧本店跡と道路を挟んだ向かいにある松本ノーサンパーキングビル1階に、2025412日売場面積500㎡で「松本サテライトプラス」を開店。衣類中心に5つのショップで構成。所在地:松本市深志2-1-1020257月訪問。

2025-07-31

Facebook『百貨店訪ね歩き』再開のお知らせ

 20256月にいったん閉鎖したFacebook「百貨店訪ね歩き」は、新しいアカウントで2025731日に再開しました。過去の訪問先データはこちらのBlogger「百貨店訪ね歩きブログ」で閲覧することができます。随時更新していきますので引き続きよろしくお願い申し上げます。なお、同名で復活させたため、検索では閲覧できない過去アカウントが出てしまいます。下記『百貨店訪ね歩き』をクリックしてご覧下さい。

Facebook⇒百貨店訪ね歩き


2024年2月撮影 高島屋資料館


2025-07-30

郡山『うすい百貨店』

うすいは、三井高利が日本橋に越後屋呉服店を開く11年前の1662年(寛文2年・徳川四代将軍家綱の時代)に物産問屋として創業、1938年(昭和13年)百貨店となる。1959年には丸伊デパートを引き継ぎ「第2うすい」として開店。1999113日売場面積31,000㎡の現在の店舗をオープン。2003年には産業再生機構の支援を受けるが2005年に債権処理を完了。2022年は創業360周年(ホームページより)。福島市の中合閉店後は、福島県唯一の百貨店として県内全域で頑張っており、会員制のファンクラブを持つ地域密着型百貨店。20251月期売上119億円。当期利益で黒字化した。厳しい地方百貨店業界にあって、さらに人口減少と中心市街地の空洞化が進む郡山で商店街や行政とともに活性化に取り組んでいる。2025年6月訪問。(2024年11月訪問時から更新)

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